主婦のワークスタイル

専業主婦家庭と共働き家庭、子供への影響を考えてみる

こんにちは、reeです。

 

子どもの学力は、共働き家庭か専業主婦家庭かによっても変わってくる…

なんて話を聞いたことがあります。

 

専業主婦家庭の方が子どもの学力が高くなる傾向、

という話だったのですが、本当にママが働いているか否かが

子どもの学力に影響するのでしょうか?

 

現実的な話として、

確かに専業主婦のママは子供と接する時間を取りやすく、

ワーキングママは思うように時間が取れないですよね。

 

そんな現実を受け止めると、

もしかしたら子どもの将来を考えた時、仕事を辞めた方がいいのでは?

と不安になると思います。

 

はっきり申し上げますが、共働き家庭は子供に悪影響を与えるわけではありません!

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私が就職していた仕事を辞めたのは、子供のためというのではなく、自分自身が家事と育児と仕事との両立が出来なくなり心が折れてしまったからです

 

逆に、毎日必死に働いている母親の背中をみるというのは、

子供にとってプラスな面がたくさんあります。

 

母親が仕事に行っている間、子供は幼稚園や保育園に預けられるわけですが、

日中に家族と過ごせないからといって、

その環境が悪影響というわけではないのです。

 

一番重要なポイントは、

親の接し方が子どもの性格や人格形成に深く関わり影響を与える

ということ。

 

本当に共働き家庭は子どもに悪影響とならないのか?

 

ワーママがどうしても気にしてしまうポイントについて考えてみて

多少の変化は柔軟に適応していけ子どもの強みを知っていきましょう。

 

もくじ

【比較】専業主婦家庭と共働き家庭、子供への影響を考えてみる

 

共働き家庭は、どうしても子供と過ごす時間が削られるというデメリットを持っています。

 

親としては気になるデメリットですが、確実に子供に悪影響…

というわけでもありません。

 

まずは専業主婦家庭と共働き家庭それぞれの影響を比べてみましょう。

 

 

家族間の会話・コミュニケーション量

共働き家庭の場合、ママは仕事に家事に育児にとやること満載!

 

時間を割り振る分、育児に割ける時間も少なくなります。

 

日々時間に追われる中で、精神的な余裕も失いやすく、

イライラする機会も多いかもしれません。

 

母親である前に1人の人間なので、

いつも穏やかでいられるわけでもありませんよね。

 

ただ、母親がイライラしていると子供はすぐに察知し

母親の機嫌を伺うようになり、言いたいことを我慢するケースもあります。

 

子供がのびのびと言いたいことを言える家庭であるために、

まずは夫婦で日頃からしっかりコミュニケーションをとり、

できる限り家族の時間を持てるよう工夫すべきです。

 

家族での会話の量を増やす、コミュニケーション量を増やすという

工夫を取り入れてみてください。

 

「親はいつだって子供のことを思っている。」

ということを子供に伝えることが重要です。

 

そんな親の工夫が、愛情として子供へ伝わり、子どもの幸福感に繋がります。

 

 

勉強を見る時間が少なくても、自発性を育むサポートを

 

共働き家庭の次なるデメリットは、

ゆっくり子どもの宿題や勉強を見る時間が取れないということ。

 

仕事を終えてバタバタと子供を迎えにいき、

急いで夕食を作って家事もこなして…となると、

子どもとの会話や宿題を見る時間が削られてしまいます。

 

ただ、子どもの学力を伸ばしてあげるために親ができることは、

子供が自分で考えて実行するための自発性を伸ばすサポート

ではないでしょうか。

 

ただ一緒にいる時間を増やすというよりも、

短い時間でも子供に向き合って寄り添って真剣にそばにいてあげることが大切です。

 

そして親自身も頑張っているという姿勢を見せてあげることが、

子供にとってはいい学びになります。

 

親が読書を大切にしていたり、知らないことを知ろうとする姿勢を貫いているのは、

子供にとって向上心や学ぼうとする姿勢にも繋がりますし、

親のように勤勉であろうと自然と思うはずです。

 

共働き家庭という環境だからこそ、

子供は両親がどんな姿で仕事をしているのか知ることができます。

 

育児にたくさん時間を割くことができずとも、

親が楽しく学んでいる姿を目にすれば

子供は学ぶ楽しさを自然と知って行くでしょう。

 

「勉強しなさい」と口うるさく言ったところで、

子供が自発的に勉強したい、勉強って楽しいなと感じられなければ、

学力の伸びは期待できません。

 

共働きで子供との時間がゆっくり取れないのはデメリットのように感じるかもしれませんが、

共働き家庭で育った子供が有名大学に進学することもザラにあります。

 

共働き家庭だからといって大学進学が難しいというわけではありません。

 

愛情を感じれば子供は自立心が育つ

 

夫婦どちらも働いている場合、産後いつかはママも職場復帰しなければなりません。

 

家庭の事情で子供は幼いうちから日中、保育園や幼稚園に預けられます。

 

すると子供は、自然と自立心が育っていくわけです。

 

「幼いうちから保育園に預けてしまって子供に申し訳ない」

「いつも寂しい思いをさせてしまっているのでは」

 

ワーママの頭をふとよぎる思いですよね。

 

ただ、子供というのは考え方も柔軟で適応力も抜群に高いので、

親が心配するのをよそに、幼稚園や保育園にだんだんと慣れて自分なりに楽しむようになります。

 

日中ずっと一緒にいられなくても、一緒にいられる時間で愛情いっぱい注いであげれば、

子供は愛されていることを実感できるので大丈夫です。

 

もしも専業主婦だったならもっと子供と一緒にいられるのに…

と思うでしょうが、長時間一緒にいられるからといって

子どものことを何もかもやってしまうのはNGです。

 

子供の自立心や成長、自発性を妨げてしまいかねません。

 

可愛さゆえに何もかもやってあげたくなる気持ちもわかりますが、

親が優しく見守ることも大切ですよ。

 

働くことへの考え方

 

共働き家庭で育った女の子は、ママが働いている姿を見てきていますから、

自身も大人になったら働くのだろうと考えるケースがとても多いと言われています。

 

父親も母親も働いていたからそれが普通の親の姿で、

特に同性親の姿から自分が大人になった時のことをイメージしやすいのかもしれません。

 

専業主婦家庭の場合、働いているお父さんの後ろ姿を子供が見ていれば、

特に男の子の場合はお父さんを思い浮かべて社会で働くイメージをするでしょう。

 

共働き家庭のメリットは、子供が社会で働くことを意識しやすいという点だと言えます。

 

 

子供にとって大切なのは働き方ではなく接し方

 

共働き家庭には確かにデメリットもあるけれど、

子供にとって絶対に悪影響になるわけでもありません。

 

子供の学力や人格形成に大きな影響を与えるのは“親の働き方”ではなく“子供への接し方”なのです。

 

子供が自主性や自発性をのびのびと発揮して育めるような家庭環境、家族の接し方を意識することが、家族の大切なテーマです。

 

海外の研究では、共働き家庭のメリットも報告されています。

 

・共働き家庭の子供たちは兄弟の面倒をみる時間が長い

・共働き家庭の子供たちは進学率が高く学ぶ年数も長い傾向にある

 

これらのメリットから、有望な就職先を掴む割合も高くなっているのだとか。

 

そういったデータも参考にすると、共働き家庭のメリットは収入面だけでないことが分かります。

 

 

子供の学力を伸ばす…その本質的な意味とは?

 

子育てにおいて正解・不正解は人それぞれ異なりますが、

子供の学力を伸ばすとは、本質的にはどんな意味なのでしょうか?

 

学力を伸ばすというのはテストの成績が良いこと…という意味も含まれると思いますが、

子供の学力とはテストの点数だけでなく

 

・自分から進んで問題や課題を探す姿勢

・興味のあること、気になることを最後まで成し遂げる力

 

といった、人生を力強く歩いていくためのパワーのことでもあります。

 

そして、家族もテストの成績だけで判断するのではなく、

子供が人生を力強く歩いていけるためのサポートに目を向けましょう。

 

子供が将来、一人前に稼いで自立した生活をおくれる、新たな家族を養えるための力をつけることが大切だと受け止めてください。

 

子育てにゴールはないのかもしれません。

 

でも、子供が自発的に考えて行動できる、自分で決めて責任をもって実践できる

ようになれば、そこが子育ての目的地だと言えるのではないでしょうか。

 

 

子供が生きていく強さを身につけるために、親ができること

 

共働き家庭では、どうしても子育ての時間が削られてしまいます。

 

では共働き家庭の場合、子供が力強く人生を歩いていくためのサポートはどのようなことができるのでしょうか?

 

親が子供の社会的自立に向けたサポートや工夫、将来のためになるポイントをご紹介します。

 

 

親に甘えたいという子供の気持ちを受け止める

 

子供はパパ・ママのことが大好きで、いつだって甘えたいと思っています。

甘えたいという気持ちのままに抱っこをせがんだり「大好き!」と言葉にします。

 

そんな子供の言動を適当に受け流すのは絶対にNG!

 

「ママも大好き!!」と返し、ぎゅっと抱きしめ返すなど同じくらい、

もしくはそれ以上の愛情表現で応えてあげるのがベスト!

 

すると子供は、母親から愛されていることを実感し、肯定感を養うことへと繋がり、

精神的にも安定して成長することができるんです。

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私、ここをすごく意識して接しています

親からしっかり愛情をもらった子供は、成長して大人になると

親に愛してもらった時のように他人を愛せる大人になります。

 

時間に追われて忙しい毎日でも、子供への愛情表現はオーバーなくらいにして、

愛されていることを感じさせてあげましょうね。

 

 

否定的な言動をしない

 

毎日バタバタしていたとしても、子供の気持ちや感情を汲み取ってあげたいものです。

 

子供が何かを話している時には、最後まで話を聞いて頭ごなしに否定しないことを心がけてください。

 

子供の発する言葉を丁寧に聞いて、

どんな感情・思いからその言葉に行き着いたのか、理解・共感してあげましょう。

 

その上で、間違っていること・正さなければならないことがあれば丁寧に教えることが大切です。

 

子供が親切からとった言動が、他の子供にとっては不快だったなんてこともあります。

 

その時には、「良かれと思ってそうしたんだよね」と理解を示し共感・肯定してから、

「でもお友達はイヤだと感じたんだね」と、現実を教えてあげましょう。

 

受け止めて理解し肯定するという親の愛情に、

子供は安心感を覚えて肯定感が育ちます。

 

肯定感が育っていくと、子供は精神的にも安定し自信を持てるようになるんです。

 

最初から「ダメ」だと怒ったり決めつけたり「何やってるの」といった声かけは

子供にとって否定的なものですから「自分はダメなんだ」と落ち込んで自信をなくしてしまいます。

 

 

パパ・ママも精神的に安定した生活を送るのがベスト

 

仕事も忙しいし時間も気持ちも余裕がない。

 

そんな生活だと、親だって人間ですから落ち込んだりイライラしたりしますよね。

 

けれどもイライラして子供に八つ当たりのように怒ってしまったり、冷たい態度をとってしまうのは避けたいものです。

 

共働き家庭のママなら、さらに時間的にも精神的にも余裕がなくなりがちで、イライラをうまく解消できないことも多く、

ついつい子供に怒ってしまうこともあるでしょう。

 

もしも子供につらくあたってしまったなら、そのままにはせずに

寝る前でも翌日でも言葉で「さっきはごめんね」と伝えてください。

 

子供は素直なので、親の謝罪を素直に受け止めてくれます。

 

悪いと思ったことはきちんと謝るということを親が自らしていけば、

子供も素直に言葉を伝えられるようになりやすくなります。

 

パーフェクトな親になるのは誰だって難しいですが、

忙しく働いている母親がいつも笑顔だというのは、子供を安心させる秘訣ですよ。

 

子供とのふれあいを大切に

 

近年の研究で、親とのふれあいの時間が多いと子供は情緒が安定しやすく、

感受性も育まれることが分かっています。

 

子と親の肌のふれあいが多ければ多いほど、脳が刺激されて発達し、

神経細胞が多く作られる仕組みになっているのだとか。

 

幼少期からことあるごとに子供の肌に触れて、毎日スキンシップを欠かさないよう意識してみてください。

 

触れ合う時間は、子供の精神的な成長の糧となります。

 

ただ触れるだけでなく、愛情を持って毎日触れてあげることで、子供は親からの愛情を実感します。

 

子供時代に親からたっぷり愛してもらった子供は、やがて大人になった時に精神的にタフで自立心のある社会人になる傾向にあるとも言われています。

 

親に存在を認めて受け止めてもらったという安心感と自信が、子供の将来をより豊かなものにするのです。

 

母親は仕事もあるから忙しいのだと子供にわからせて自立させるよりも、小さなことでも褒めて抱き締めて、スキンシップをとってみてください。

 

保育園に行って偉かった、1日頑張ったね、トイレにいけて偉いね

など、子供を目一杯褒めて抱き締めてあげてくださいね。

 

 

周囲の人たちと関わる時間も大切に

 

コミュニケーション能力について米国・デューク大学がとある研究結果を報告しています。

 

幼少期の過ごし方と20代半ばになった時の人間性について調査した結果…

 

幼少期に協調性を養い人間関係で起こるトラブルも解決できていた場合、

学生時代に成績が良かったり安定した職に就いたケースが多かったそう。

 

反対に、幼少期に周囲の人たちと関わるのが苦手だったという子は、成長するにつれて悪事に手を染めたり犯罪者になったり、

収入の低い仕事に就いたケースが多いとのこと。

 

この研究結果をもとにすると、

幼少期に周囲の人たちと関わる時間を持たせて、人間関係の大切さを学ばせておくことが、子供の将来のためになるということが言えますね。

 

子供を信じて期待する

 

これも海外の大学が研究結果として報告しているものです。

 

親が子供を信じて適度な期待を持つと、学生時代の成績向上・安定性のある職に就くことに繋がるという結果となったそう。

 

親が子供を信じて適度な期待を持つことで、子供は親の頑張りに応えようと努力し、褒められたことでヤル気を出し、自分はできるんだと自信に繋がるのでしょう。

 

適度な期待という部分がポイントですが、親からの期待は子供の成長の糧となります。

 

 

家族が仲良しであること

 

両親がいつも喧嘩をしてる家庭環境だと、子供達の将来のためにも良くありません。

 

また片親だとしても、家族が仲良く暮らしていれば、子供は幸せを感じられます。

 

夫婦が離婚という決断をした場合でも、父親と母親が親権争いをせず離婚後も子供と触れ合う時間を大切にしていれば、

ごく普通に子供は育っていくというケースも珍しくありませんよ。

 

結果ではなく努力したことを褒めてあげよう

 

結果的に失敗してしまったとしても、それを失敗だと終わらせず、努力した過程を褒めてあげることで、結果はどうであれ挑戦することが大切なんだと、子供は学びます。

 

「失敗=悪いこと」

という価値観が生まれてしまっては、せっかくの子供の能力やヤル気の芽を摘んでしまうことになりかねません。

 

結果的には失敗だったとしても、

努力して成長できたこと、反省点や次どうすればいいかを学べたこと

が大切だと声かけをしてあげてください。

 

そうした親の姿勢が、子供の意欲やヤル気、挑戦してみようというポジティブな気持ちを育てます。

 

 

共働き家庭の傾向

 

これはハーバードビジネススクールの研究で報告されたデータです。

 

共働き家庭で育った家庭、ワーキングママの姿を見て育った子供の方が、

学生時代の成績や大人になってからの収入が高い傾向にあるそう。

 

専業主婦家庭だって親は頑張っています。

父親1人の経済力で家族を養い、母親は家事と育児に力を注ぎ、役割分担して努力しあっている姿を子供は見ているはずです。

 

同時に共働き家庭であっても、

両親ともに仕事を頑張って家のことも育児も協力しあっているという姿を子供は見ていますので、

男だから女だからという先入観を取っ払った考え方が身につきます。

 

罪悪感は子供にとってマイナス

 

ワーキングママの多くは、共働きで子供とゆっくり過ごせないからと不安になりますし心配しますよね。

 

このまま仕事を続けていいのか悩みますし、辞めるべきか考えるでしょう。

 

ただ、子供に対する罪悪感というのは子供にとってもマイナスになりかねません。

 

働くのであれば、負い目を感じず堂々とした姿勢で働きましょう。

 

仕事も一生懸命で育児も楽しんでいるママの姿をみれば、子供は親を尊敬し、将来あんな大人になりたいと考えるようになります。

 

少しでも子供の学力向上をサポートしてあげたいなら、絵本を買ったり読み聞かせの時間を短時間でも作るなど、できることはありますよ。

 

「子供と過ごす時間が少なくて罪悪感がある」

 

と悩んでいるなら、短時間でも過ごせる時間を大切により濃密になるよう工夫しましょう。

 

わずかでも一緒にいられる時間があるなら、

子供と向き合って絆を深める工夫を取り入れることで、子供の脳は刺激されて愛情を感じ、健やかな成長に繋がります。

 

将来どんな大人になって欲しいのか

 

子供のお手本となるべく言動で示し続けていれば、

子供は親の愛情や愛されている安心感を感じられますよ。

 

まとめ

専業主婦家庭と比較すると、共働き家庭は断然子供との時間が少なくなってしまいます。

 

だからといって罪悪感を持つのではなく、大事な時間に目一杯愛情を注いであげましょう。

 

共働きの両親を見て、子供は将来的にどんな働き方をすればいいのか、自然と学んでいきます。

 

そして子供の学力向上をサポートするために、子供がヤル気や自信を持って勉強できるように愛情を伝えてあげてください。

 

お金のかかる学校に通わせるということではなく、こんな大人になってほしいという良いお手本になってあげるのです。

 

親が子供に愛情を注ぎ、いつも向上心を持って何事にも向き合っていれば、

子供はそんな親の後ろ姿から様々なことを学んで成長していきますよ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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