こんにちは、reeです!
最近は「女性の社会進出」「働き方改革」などがTVや新聞、雑誌でもよく話題になっていますよね!
女性の方でも働くことへの考えは様々だと思いますが、昔に比べ女性が働きやすくなっているため、「共働き」の家庭が年々増えています。
女性は妊娠や出産、育児などで仕事から離れるタイミングがありますが、産休・育休ではなく退職して辞めた女性の中には、出産後も「できれば仕事をしたい」と思っている方が実は多いのです。
しかし、子供が生まれると女性が外で働くことはなかなか難しくなります。
生まれてきてあまりの可愛さに母性が勝ってしまい、少しでも長くこの子といたいと思うようになった心境の変化や、いざ仕事となると勤務場所や時間帯、お給料、職場の理解を得られないなど条件が合わないことが出てきます。
妊娠中も普段と変わらず仕事をこなせる人もいれば、自分では想像も出来なかったようなトラブルや辛さに襲われ、仕事を休まざるを得ない人もいます。
そんな女性の妊娠、出産、結婚などで変化するライフスタイルの中で働くにはどう向き合っていくのがいいのか。
そこで今回はワーキングマザーが増えている理由と、今後女性の働き方がどう変わっていくのかについて述べていきたいと思います。
もくじ
ここ30年の女性の働き方の推移
昭和から平成にかけて、社会全体でも働き方が大きく変わってきました。
その中で女性に関係のある点をまとめてみました。
1980~90年代
総合職の女性はとても少なく、結婚・出産で退社するのが当たり前の時代。
就職も大卒よりも高卒・短大卒の採用が主な流れになっていて、大卒女性の就職先が少なかったのです。
さらに1986年に「男女雇用機会均等法」が施行された後も総合職となる女性はまだ少なく、今でも管理職が少ない一因となっているとも言えますね。
また、1992年に「育児休業法」が施行され、出産後にお休みを取りその後も仕事を続けられる環境が整備されました。
2000年代
この頃は就職氷河期と言われていて、正社員雇用が激減。
バブル崩壊により就職難が続いていて、新卒でも就職できずにフリーターや派遣社員など、非正規雇用が増えてきた時代です。
ですが、仕事と育児の両立支援制度が拡充する動きがあり出産後も働き続ける女性が増えてきたのもこの時代です。
2010年代
女性が働きやすい環境の整備が益々進み、出産しても働く女性がどんどん増えて来るようになりました。
また、キャリアアップに力を入れる企業も増え、女性の管理職が徐々に増加してきます。
そのため、30台を中心に働く人が減る「M字カーブ」問題も少しずつですが解消してきたもの今の時代に入ってからです。
そして現在は、低賃金でも物価があがっている時代。
そのため「副業」をよしとする会社も増えさまざまな「働き方改革」がうたわれるようになってきました。
また、日本は働きすぎ、休日が取りづらいなど背景から過労に伴う残業時間、有給休暇取得についても議論されるようになり、今後ますます変わっていくことと思います。
専業主婦世帯と共働き世帯数の推移
厚生労働省の2018年7月に公表したデータによると、専業主婦世帯と共働き世帯数の変化は1990年代に入っていから逆転し、今もその差が広がり続けています。
また、ワーキングマザーの割合は末子(一番下の子の年齢が18歳未満)の母親のうち70.8%と高い数字となっていて、7割を超えたのは今回が初めてのようです。
この割合はこれからさらに増えていくと予想されています。
そして、正社員や派遣社員、仕事なしの割合は以下のようになっており、末子の年齢が高くなるにしたがって「非正規」の割合が高くなっています。
つまりワーキングマザーは全体としては増加傾向にありますが、正社員として働くワーキングマザーは少ない
というのが現状のようです。
出産後も子供を預けて仕事を続けたいと思っても、保育園に入れなかったり、子供と一緒にいたいという心境の変化もあり、出産前に考えていたような働き方ができないということもあるようです。
ワーママの割合が年々増えている理由
昔は結婚して出産後に専業主婦になる方がほとんどで、出産してからも働き続けるワーキングマザーはごく少数派でした。
先ほどの票を見ると、専業主婦になる女性の数とワーキングマザーの数が逆転したのは1990年代に入ってからでした。
逆転した背景には、不景気が続き会社員の夫の給料が増えずに夫婦二人で家計を支えなければならなくなったことや、母子世帯などのひとり親世帯の増加などが影響しています。
また、出産してからも生きがいを持って働きたいという女性の考え方の変化もあるようです。
ただ、手がかかる小さな子供がいるうちは、時間的な制約があり思うように力を発揮できなかったりすることもあり、これが現在のワーキングマザーが抱えている大きな悩みとなっています。
実際、0歳の子供がいるワーキングマザーは全体の約40%にとどまるのに対し、一番年下の子供が15歳のワーキングマザーは、全体の約80%にものぼります。
つまり子供が中学生になるころには、ほとんどの母親が働いているというのが実情のようです。
これは「子供が小さいうちは子育てに専念し、ある程度手が離れたらまた働き始める」という母親達が多いということを表しています。
ワーキングマザーの正社員の割合とM字カーブの問題
ワーキングマザーのうち、正社員として働く女性の割合は24、7%となっています。
このことから、パートや派遣社員として働くワーキングマザーに対して正社員は圧倒的に少ない割合であることがわかります。
パートや派遣社員として働く母親が多い背景には、家事や育児で忙しい朝と夕方は避け、子供が保育園に行っている昼間に働くという生活スタイルがあります。
また女性は出産時と子供が小学校に入るタイミングで仕事をやめる方が多く、これが今M字カーブと呼ばれ、女性の就業率ととも今でもなお問題視されています。
保育園の場合は、延長保育などを利用し遅くまで仕事をすることが可能ですが、小学校に入り学童保育に入っても時間を延長することはできません。
そのために母親は子供に一人で留守番させることを避けるため、正社員として働いていた仕事をやめ、時間に比較的融通がきくパートタイムに切り替えたりするようです。
さらに出産後に子供を保育園に入れられずに、結局自分が仕事を止めざるを得なかったワーキングマザーもいるのです。
働く意欲があるのに働けないというのは、本当に辛いことですよね。
結婚や出産を経た女性が働きやすい環境作りをするためには、社会の意識改革や国の政策が必要となります。
女性の生き方の多様性が進んでいる
女性の生き方も時代とともに様変わりし、今日の女性の生き方には、
・シングルワーカーや専業主婦
・子供がいない夫婦であるディンクス
・ワーキングマザーやシングルマザー
などさまざまな選択肢が存在します。
かつては結婚したら寿退社し、家庭庭に入って専業主婦になるというのが一般的でした。
しかし現在は出産後も仕事を続けたり、一度退職しても子供の成長に合わせて社会復帰したり、また一生結婚しないで仕事をしてシングルライフを楽しむなど女性の生き方も多様化しています。
未婚や晩婚、また結婚しても子供をあえて作らないという女性が増えているということは、女性が自分の生きたいように生きられるようになったという明かしでもあります。
ワーキングマザーが子育てと仕事の両立に悩んでいるのも事実ですが、世の中は女性にとって生きやすい社会になっているとも言えるでしょう。
主婦も副業する時代
現代は女性の働きやすい環境づくりが進められており、年々主婦の方も働きやすい方向へと変わっていっています。
しかし、待機児童の問題や、企業側の子育てに対する環境整備など、まだまだ課題が多いというのが現状ですよね。
そんな中で最近増えて来ている主婦の働き方が、自宅でお金を稼いでいるという在宅ワークのスタイルです。
在宅であれば、外へ出て働くことでの不安や条件が多数解決され、理想とするライフスタイルを確立しやすくなります。
仕事も子育ても楽しめる!在宅ワークという選択
子育てと仕事の両立はとても大変です。
ただ、生活費や子供の教育費、老後にかかる費用のことを考えると、出産後もやはり仕事を続けたいけどいう方も多いでしょう。
しかし子供が小さいうちは一緒に過ごしたい、家庭を優先したいという気持ちがありませんか?
そんなあなたには今まで培ってきたキャリアを生かしながらも出来る、在宅ワークで起業することをおすすめします。
在宅で仕事ができれば、子育てして子供と一緒にいながらに仕事をすることができますし、職種によっては会社員以上の手に入れることもけして夢ではありません。
「仕事もしたいけど子育てにも手を抜きたくない」
「また十分な収入を得てやりがいも感じる仕事がしたい」
そんな風に考えている方は、ぜひ在宅でビジネスを始めてみてはいかがでしょうか^^
主婦が在宅ワークとして副業するときに大切なこと
ただやみくもに「よし在宅ワークとして働こう!」と思っても、会社で働くように仕事が与えられてそれをこなしていくということではなく、自分から選び、こなしていかなくてはいけません。
自分で情報を集める
インターネットビジネスをしている人はここ数年でどんどん増えており、これからは当たり前になっていきます。
またネット環境の変化に合わせ、FacebookやLINE、インスタグラムなどだんだんと変化しています。
ネットビジネスの知識や情報を知らなければ時代の変化に乗り遅れてしまい、上手に稼ぐことが難しくなっていってしまいます。
在宅で働いていると関わる人も少なく、情報が入りにくいので自ら積極的に行動をして情報を集めにいくことが大切です。
情報の集め方もブログだったりFacebookやツイッターなどのSNSだったりいろいろあるので、自分に合った方法をみつけてみましょう!
自分の生活スタイルに合った仕事を探す
副業にもたくさんの種類がありますが、専業主婦でも子育てをしていたり、家事や地域の付き合いなど色々あると思います。
育児をしている場合は、「子供が寝た後に仕事をする」「家事と育児のスキマ時間を使って仕事をする」という場合が多いです。
自宅にいながらできる仕事と活動時間、活動する環境に合った仕事をみつけることで無理のない範囲で仕事をすることができます。
そうすることで、仕事を長く続けられ成果も出しやすいです。
主婦がスキマ時間で稼ぐ方法 コツコツお小遣いを稼いで増やそう!
目標を決める
仕事を始めたばかりのころは「頑張ろう!」という気持ちで仕事をすることができます。
しかし、家事や育児に追われているうちに「仕事大変だな・・・」「仕事は後回しでいいや」という気持ちが少なからず出てきてしまいます。
それが続いていると仕事量はどんどん減ってしまいます。
そうならないために、目標を決めましょう!
目標があることで「目標のために頑張ろう!」という気持ちにもなりますし、目標までの道のりも明確になり仕事をするモチベーションにつながります。
私は目標を書いた紙をパソコンが置いてある机の目の前の壁に貼ってあります。
いつでも見える位置に置いておくことで設定した目標を忘れることがありませんし、仕事に疲れた時に「もうちょっと頑張ろう」という気持ちになれますよ。^^
主婦の収入によって夫の税金が変わってくる問題
結婚し旦那さんの扶養に入っていると、年収によってかかってくるお金が変わります。
主婦の働き方が多様化しているということをこれまでお話してきましたが、そこで得られる収入によって色々と税制面で受ける影響が変わってきます。
5つの壁と言われる年収によって支払わなくてはいけなくなる金額がこちらです。
(2019年3月現在)
年収100万円以上
・100万円を超えると「住民税」がかかります(税率は10%で100万円を超えた分に対してだけかかります)。
年収103万円以上
年収が103万円を超えると「所得税」がかかります。
所得税は個人の所得に対してかかる税金のことで、103万円を超えた所得金額に応じて税金の額も変動します。
年収130万円以上
妻の年収が130万円を超えると夫の扶養から外れて「社会保険料」がかかります。
社会保険料の中には「健康保険」と「厚生年金」の2つがあります。
健康保険(協会けんぽ等)は会社によって違いますが、会社に勤めず在宅ワークで稼いだお金となると市役所などで発行される「国民健康保険」に加入しなくてはいけなくなります。
今までは旦那さんの協会けんぽの水色のカードを持っていた場合、それを手放して自分で市役所などで国民健康保険に加入する手続きをするということです。
国民健康保険の金額は地域によって違いますし、協会けんぽと比べて高いんですよ(><)
また、厚生年金は今まで旦那さんの所得から妻の分も支払われていた年金が、自分の所得から支払うことになります。
つまり、今まで旦那さんの給料の中から自分の分の年金も引かれていた金額が手取りとして受け取っていたのが、旦那さんの給料からではなく自分の給料からひかれてしまうということです。
そしてこの金額以上で重要なことがもう1つあり、配偶者が扶養から外れることで「扶養手当」が無くなってしまいます。
月何千円かいただいていた手当てがもらえなくなるので、単純にお給料が減ることとなります。
130万円というここの壁を超えると税金などで引かれるお金が一気に増えるので、手取り額が減ってしまいますね。
どうしてもこの範囲になるのであれば、狙うなら150万円に近い金額まで欲しいとことです。
年収150万円以上
年収が150万円を超えると「旦那さんの配偶者特別控除が段階的に減る」ということになります。
配偶者の年収が150万円以下で、旦那さんのお給料が1220万円以下であれば、配偶者控除は満額受けることができます。
しかし、年収が150万円を越えると、越えた金額に応じて配偶者特別控除の額が減り、税金が増えてしまいます。
年収201.6万円以上
年収が201万6千円を越えると「旦那さんの配偶者特別控除が一切受けられない」ということになります。
旦那さんの年収が1220万円以下であっても一切受けることができなくなりますので、税金はその分高くなりますよね。
これら5つが年収に比例してかかる壁になります。
結局、主婦が一番得する働き方って?
年収140万円程度(月収で約11万6,000円ほど)の収入だと非課税となる年収120万円分を働いたことと変わりありません。
単純に損しにくい働き方をしたいなら、年収103万円以下に抑えるか、年収170万円以上を稼ぐ働き方を目指すべきです。
これらは旦那さんの年収によってもかかる税金が変わってくるので、世帯全体の収入を考えながら働かなくてはいけません。
さらに国の政策で「社会保険加入対象の拡大」などが進められています。
ざっくりいうと社会保険に入れる範囲が広がったということ。
国がこのような政策をしていますし、女性の社会進出の動きもより一層活発になっていくことでしょう。
高収入な夫がいても働く主婦の割合が増えている
彼女たちは金銭的な余裕だけを目的として働いているわけではありません。
近年は、たとえ夫が高収入で十分生活することができても、妻も働いている共働き夫婦が増えてきています。
これは、キャリアがある女性が結婚や出産後も仕事をやめずに働き続けていることや、高学歴、高収入同士の男女が結婚することが多いためであると言われています。
これからも仕事に自分の価値を見出だし、社会で活躍する女性は増えていくでしょう。
もちろん、仕事をするのは生活のためではありますが、子供が大きくなり手がかからなくなった際に、一人の女性または一社会人として自分の居場所があるのはとても大切なことです。
社会の中で妻や母親以外の役割を与えられることにより、それが自分自身の自信や誇りにつながっていきます。
ですから早いうちから子育てを卒業したときの自分を見つめ、自分に合った働き方を考えていけたらいいですね^^
「副業」「iDeCo」「つみたてNISA」「AI」
最近は「副業」「iDeCo(イデコ)」「つみたてNISA」「AI」の言葉をよく目にしませんか?
「本業の他に副業をしてもいいよ」という会社が増え、
「iDeCo」を利用して老後に備えようとか、
「つみたてNISA」で教育資金や住宅資金を賢く増やしてそう
などがあちこちでうたわれてきていますよね。
「副業していいの?わーい!」
「税金の優遇があるならいいじゃん、利用してみよう」
ぐらいに考えていませんか?
そもそもこういった流れになった社会の動きの背景に注目してみると、それは
「会社に勤めていても今後の保障はないよ」
ということからはじまったことなのです。
今の財政状況だと20代、30代の私たちが年金をもらえるのって何歳からでしょう?
年々改正されて受給開始年齢もあがっていっていますよね。
下手したら私たちが高齢者になる頃には年金なんてもらえないかもしれないのです。
だって、働き盛りの年齢層の人口がそもそも少ないから。
こんな社会が訪れることは避けられない事実であるからこそ、
会社務めのサラリーマンも、主婦も扶養内にいるのではなく、自ら稼ぐ力を身につけていく必要があるのです。
主婦の働き方はこう変わっていく
現在は女性が生きやすい社会になりつつあり、今よりももっと働く女性が増えると思われますが、ワーキングマザーが働く環境の中には、いまだに色々な問題が山積しています。
今は女性の生き方にも多くの選択肢が存在し、
・仕事を続けるか続けないか
・結婚するかしないか
・子供を産むか産まないか
など、どの道を選ぶかであなたの人生に大きな影響を与えます。
またあなた自身の生き方に対する価値観も、時代の流れとともに変わっていくことでしょう。
そんな時には自分の気持ちを優先し、柔軟に対応して最適な道を選んでいけたら、毎日を充実した気持ちで過ごして行けそうですよね。
子供の成長時期によって変わってくる自らのライフスタイルと、社会での税制面や勤務体系の動きを考慮しながら、あなたの家庭に合った働き方を選んでいきたいものです。
そして今の生活に満足していないのであれば、ぜひ自分の気持ちを見つめ直したくさんの情報を集めて、自分に合ったスタイルを見つけ出してくださいね^^
まとめ
働く人のサポートや女性の社会進出も活発になっているので、今後は益々働く主婦の方も増えていくと予想されます。
悲しいことに、年々食品や原材料確保の物価も上がっていくばかりで、それに比例して賃金が上がっていないという実情もありますよね。
子供の成長や社会情勢を考慮しながら、今の自分にあった働き方をみつけてみましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!^^